シロアリが活動しはじめる春の前にこれをやろう

白アリは木材を主食とする生物で、福岡・北九州・直方などの九州地方では、主にイエシロアリとヤマトシロアリの2種類が生息しています。ヤマトシロアリは気温が6度を超えると活動を始めます。福岡地方では3月に入ると6度を超える日も出て来るので、冬のうちに防除の対策をしておくのがよいでしょう。

シロアリ対策は薬剤散布がほぼ全て

白アリ対策には、白アリが嫌がる薬剤の散布が基本であり全てともいえます。白アリが好むのは暗く湿気のある場所ですので、家屋だと床下や壁の裏になります。このような場所をなくす事は出来ませんので、白アリが嫌う忌避性の薬剤を塗布して寄せ付けないようにするのが最もよい方法です。現在の薬剤の効果は約5年ですので、気温が上がる3月までの冬の期間に5年ごとに塗布しておけばひと安心でしょう。薬剤を塗布する場所は、床下と周辺基礎です。既にシロアリが侵入している場合は別ですが、まだ侵入していない家屋であれば、この2箇所を予防処理しておけばほぼシロアリ被害を防ぐ事は出来ると考えてよいでしょう。

福岡・北九州・直方地方には前述のように2種類のシロアリが生息しており生態は若干異なりますが、利用する薬剤は1種類で済みます。ヤマトシロアリは4月ごろから、イエシロアリは6月ごろから羽アリが飛来しますが、白アリはどの種類も自力飛行は得意ではなく、風に乗って流されてくるという表現が妥当です。そのため遠くから飛んで来ることはあまりないので、周囲の林などに巣がないか確認して駆除しておけば、家屋への侵入の危険性をより減らすことが出来ます。庭に木を植えていたり廃材を置いているとそこに巣がある可能性はかなり高いので、必ず確認しておきましょう。白アリ対策の薬剤は屋内であれば効果は5年程度持続しますが、屋外だと雨で流されてしまうので、毎年冬の間に点検をするのがおすすめです。

白アリ対策は寄せ付けない事が基本です

白アリは4月から7月にかけて新しい営巣地を探し、羽アリとなって飛来します。しかし、巣作りに適さない場所には入ってきませんので、予め忌避性の薬剤を塗布してシロアリを寄せ付けない事が重要です。シロアリは一度取り付いてしまうと駆除に手間も費用もかかりますので、最も効果的なのは予防です。

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